ほい！
毎日のようにコロコロコロコロコロコロコロコロ・・
いいかげんうんざりしてきますね。ジムも市営は閉まっているところが多いでしょうし、ストレスMAX！！
コロナなんて知るか！筋トレでガンガン追い込むんじゃ！！！免疫力UP！！
と、お考えのアナタ・・・今だけは、どうか強烈に追い込むのはやめてください。というか、
筋トレはコロナに逆効果です。これは事実です。なぜなのか？？
また、免疫力を上げるためにはどうすればいいのかをシェアします。
筋トレすると免疫力は上がる？
下がります。言い切れます。理由を説明します。
そもそもですが、筋トレは一時的に個人の免疫力を大きく下げる行為です。
こちらの論文をご覧ください。
免疫とは，体外から侵入した微生物や異物，あるいは体内に生じた異常物質や老廃物，病的細胞などを排除し，体内の恒常性（ホメオスタシス）を維持しようとする生体の防御システムをさす．激運動後やトレーニングに伴い血
中NK細胞・ T細胞の数や機能，分泌型IgA の唾液濃度などが低下し，また免疫抑制作用を有するストレスホルモンや抗炎症性サイトカインが分泌され，これらはスポーツ選手の易感染性の要因と考えられている．
そう、上記論文で書かれている通り、激しいトレーニングや強烈な運動は、人間の外的攻撃システム「免疫」を一時的に下げてしまうのです。
免疫が下がるということは、もちろん今話題の「コロナウイルス」に罹患しやすくなります。明確な事実です。免疫が弱ればウイルスを攻撃できません。
この理由は、簡単です。
上の論文に分泌型IgAというものがあります。この数値は、激しいトレーニングやスポーツをすると、３０％ほど下がるといわれています。逆に、気持ちいい程度の有酸素運動や筋トレを行うと、上昇することが分かっています。
IgAは人間の免疫の中で、「最初の防波堤」といえる存在です。菌を水際で退治するという機能があります。よって、このIgAが多ければ多いほど、免疫力が高いと単純に判断できます。
なぜ筋トレでIgAが下がり免疫力が上がりにくくなるのか？
最大の理由は、「運動はストレスの一種だから」です。
適度なストレスは体を活性化させますが、フルパワーを出す運動というのは、強いストレスです。
ストレスを受けると、人間の体はコルチゾール（副腎皮質ホルモン）という物質を分泌します。このコルチゾールはなんと、「免疫」を下げる機能をもっているのです。
激しいトレーニングを行う→コルチゾールが分泌されIgaが下がる→免疫の数が減る→ウイルスを退治できなくなる。
これが激しいトレーニングの後に体調を崩しやすくなる理屈です。実際に、オリンピックの強化合中のアスリートのIgaを調べると、合宿前より合宿中は４０％ほど下がります。フルマラソンなど行うと、免疫はしばらく回復せず、３、４週間以内に半分以上の人間が風邪をひくと言われています。
普段なら多少風邪をひいてでも追い込んでいいかもしれません。しかし、今はマズいです。わかりますよね？笑
単純な上気道炎による風邪ではなく、「コロナウイルス」に罹患する確率が大幅に上昇します。
今だけは、何があっても激しいトレーニングはやめてください。
免疫力を上げるには？
まず、単純に免疫力が上がる運動としては、気持ちいいと感じる程度の有酸素運動を３０分ほど行うことです。ウォーキングレベルですね。
このレベルの運動を行うと、NK細胞（ナチュラルキラー細胞）が活発になります。これはウイルスを攻撃する細胞です。
では筋トレをしたい人は？
はっきり言って、普通の１０rep３セットをフルパワーでやることは、今の時期だけは避けてください。というか、極端な話、翌日筋肉痛がくるようなレベルはやりすぎと言えます。
普段なら問題ありませんが、コロナウイルスが蔓延している現在、疲労困憊まで追い込んだことによる回復に体が力を使っていると、Igaが低下し、どうしても普段なら勝てるはずのウイルスに勝てなくなります。
では免疫力が上がるトレーニングとは？
それはローイングトレーニングです。わからない人はぐぐってもらってもいいですが、チューブを使ったトレーニングの一種です。
僕が元々宿泊先で使っているのはこれです。↓
EVOLBER 5管強化タイプ 強度調整できるトレーニングチューブ フィットネスチューブ ローイングチューブ ボート漕ぎ運動 腹筋 トレーニング (黄(Yellow))
これ、結構いいトレーニングになります。汗ばんでくるので、まさに丁度いい運動といえます。自宅でできます。
また、今の時期ジムはどうしてもオススメできませんが、どうしても行きたいのであれば、本当に軽い負荷でやりましょう。
せっかくの筋トレでコロナにかかったら元も子もないですからね！
参考になれば幸いです！
